次に,海の中がどう変化したのかを,赤道だけでなく,水平的な広がりを含めて調べましょう.海の中は本質的には3次元なのですけれど,ディスプレイで表示されるのは2次元情報ですから,ある等密度面上での水平分布を図示するのが適当でしょう.アニメーション2から大体密度が1024(24と表示された等高線)に沿って水温変動が生じていることが分かっていますから,この密度面での温度偏差を表示しましょう.

アニメーション3は,アニメーション2の中段を密度が1024 kg m-3である,等密度面上での水温偏差に置き換えたものです.

1997/98エルニーニョの等密度面での時間発展