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学生インタビュー

佐竹祐哉さん

佐竹 祐哉 さん
(2011年3月現在/修士課程2年)

気象には未知の領域がたくさんあり、
それらを解明するのが楽しい

佐竹さんが、海洋気候物理学研究室を選んだ理由は?

私は他大学からこちらに来たのですが、進学を決めたのは、受験をする前に研究室訪問をして、見延先生や稲津先生にお会いして話を聞いたときです。学生と一緒になって考えてくださる姿勢、なんでも話し合える気さくな雰囲気、そして研究環境のよさを実感し、この研究室に来たい!と感じました。今は、ここに決めて本当によかったと思っています。

この研究室の長所は何だと思いますか?

たくさんありますが、指導方針が学生一人ひとりのスキルや個性に合わせて、徐々にステップアップできることでしょうか。研究テーマを徹底的に話し合って決めるのはもちろん、今できること、しなければならないことを丁寧に指導してくれる。こういうと先生に頼っているようですが、そんなことはなくて、やる気があって、どしどし質問する学生には全力で応えてくれる、という感じです。

研究環境としては1人1台パソコンが使えるほか、大容量サーバを完備しているので、世界中の気象や海洋のデータをいつでも利用することができます。この研究室から、世界に通じる研究ができることは大きな利点です。それから、研究室で毎週「10分トーク」という発表の時間があり、それぞれが今何をしているか報告するのですが、メンバーの様子がよくわかって助け合うこともできますし、とても居心地がいいですね。

今はどんな研究をしていますか? どんなところが楽しいですか?

佐竹祐哉さん

今は台風を研究しています。台風の追跡方法について、従来は中心を「点」で捉えて結んでいたのですが、「面」で捉えて追跡していくという新しい手法を考え、論文にまとめ終えたところです。気象には未知の領域がたくさんあり、それらを解明するのはとても楽しいし、興味が尽きません。また、こうした研究はデータ解析のプログラムを用いて行いますが、ここに来る前はプログラムのことは全くの初心者だったのに、今では自分で書いて、使って、ということを日常的にできるようになりました。これからは、研究者として自分で新しいテーマを見つけ、自らの手で切り開き、進んでいけるようになりたいと思っています。

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