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学生インタビュー

寺田美緒さん

寺田 美緒 さん
(2014年1月現在/学部4年)

数学の方程式には全て意味があり
自然とつながっていることが分かりました

寺田さんが、この研究室に入りたいと思ったのはなぜですか?

きっかけは高校生のとき、気象が勉強できる大学を調べていて、この研究室のホームページを見つけたことです。大気と海洋についていろいろ学ぶことができそうだし、先生方もおもしろそうと思い、北大に入りました。その後、地震や火山にも興味がわいて、将来は防災の研究をしたいと思うようになりました。研究室には3年生のとき見学に来て、先生にやりたいことを相談すると、どうしたらいいかを一緒に真剣に考えてくださり、やっぱりここに入りたい!とあらためて思いました。

実際に研究室に入って、よかったこと、楽しいことは何ですか?

海洋物理学を勉強してから、数学の方程式には一つずつ意味があって、それが自然現象と密接に結びついていることが初めて分かり、とても驚きましたし、おもしろいと思いました。それまでは、方程式を覚えるのは大変と思っていましたが、これから研究を続けていくには必要なことだと気づき、勉強するモチベーションも上がったと思います。

それから、4年の6〜7月の約2週間、太平洋の上で船に乗り、黒潮続流の観測のお手伝いができたことがとても楽しかったです。これは以前からフィールドワークが大好きで、観測をしてみたいと先生に相談していたところ、海洋研究開発機構(JAMSTEC)のプロジェクトに参加できるよう申し込みをしてくださって、夢が実現しました。現場では、一流の海洋研究者の仕事を見ることができたり、他大学の学生と交流したり、本当にいい充実した時間でした。

今はどんな研究をしていますか? これからの目標は?

寺田美緒さん

地球温暖化に伴う,日本東岸の海面高度変化について、卒論を作成しています。もうすぐ提出なので、今は追い込みの真っ最中です。学部卒業後は、修士課程でもこのテーマを引き続き研究したいと思っています。将来は研究者をめざして、できるだけいろいろな経験を積みたいです。

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